3/20/2019

小さな種に詰まった自然の力・チアシード

今週の木曜日は春分の日ですね。
日本では祝日だけどここメキシコでは平日。
思い起こしてみれば以前住んでたアメリカもオーストリアもドイツも春分の日はあるものの普通の平日。
日本の春分の日は国民の祝日に関する法律(「祝日法」、昭和23年法律第178号)第2条では「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」ことを趣旨としているそうです(Wikipediaより)。

なんかステキ。
四季がある日本ってやっぱり素晴らしいなぁ、と南国に住み始めて2ヶ月で既に思う。
ちなみにメキシコでは春分の日は白い服を着て、春の到来を喜ぶそう。毎日30℃近い日々を過ごしていると冬も春も夏も秋もないように思えるのは私だけかな...。
でも確かに最近お庭のマンゴの木に実が付いてきて、春の新しい生命の誕生を感じたりもする。






さて、今日の本題。メキシコ来て毎日のように飲むようになった「チアシード」。



チアシード とは??

メキシコ・グアテマラ原産の一年草のシソ科の植物の種子


ここ30年ほど前から栄養価の高さで注目されているいますが、実はメソアメリカ文明からトウモロコシとアマランサスに続いて重要な作物、大切な栄養源として栽培されていたそうです。「チア」 は、マヤ語で「 力」 や「 強さ」 という意味を持ち、まさに彼らの力となる重要な栄養源だったそうです。

チアシードは必須脂肪酸のオメガ3(α-リノレン酸)、食物繊維、必須アミノ酸を含む良質なタンパク質、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛などのミネラル、ビタミンBなどを多く含んでいます。



では、チアシード はどのような効果があるのか?


・食物繊維が豊富

便秘や腸内環境を改善してくれる食物繊維が豊富。またチアシードはの水で膨らむ性質を持ち、少ない量でも満腹感を与え流のでダイエット効果も期待できます。


必須アミノ酸が豊富

タンパク質は約20種類のアミノ酸からできていますが、約20種類のアミノ酸のうち、9種類のアミノ酸を体内でつくることができず、食べ物から摂取する必要があり、この9種類のアミノ酸「必須アミノ酸」がチアシードにはバランスよく含んでいます(植物性タンパク質の多くは必須アミノ酸が不足している為、特にベジタリアンやヴィーガンの方には良い栄養源になります)。


オメガ3(α-リノレン酸)が豊富

オメガ3系脂肪酸の一つであるα-リノレン酸は、体内でDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)に変わります。DHAやEPAはコレストロールや中性脂肪を低下させ、血液をサラサラにすることで冷え症を始め、動脈硬化や心筋梗塞、生活習慣病の予防につながるとされています。またDHAやEPAは、脳の学習機能を向上させると言われています。

健康な骨と美肌、アンチエイジングに

チアシードに含まれるカルシウム、ミネラル、必須アミノ酸は、健康な体や美肌作りには欠かせない成分です。大さじ1杯のチアシードはリン122mg(1日の推奨摂取量のおよそ17%)とマグネシウム47mg(1日の推奨摂取量のおよそ15%)を含んでいます。


小さな小さなチアシードにはぎっしりと栄養価が詰まっており、1日たった大さじ1杯(約10g)摂ると良いそうです。


チアシードの使い方

スムージやドリンクとして

無味無臭なチアシードなので一番簡単なのはチアシードと水やお好みのスムージ・飲み物と混ぜて飲む。チアシードを10〜12倍の水に12時間ほど水に浸しておけば出来上がり。水に浸したチアシードは冷蔵庫で1週間ほど持ちます。食物繊維がたっぷりなので時間のない朝の腹持ちにも最適。

ヨーグルトに混ぜて朝食に

私も日本にいた頃はヨーグルトに前の晩から混ぜて好みのフルーツと一緒に食べたりしてました。水と同じく12時間浸しておくと

ドレッシングやソースに

水に浸したチアシードを塩、こしょう、バルサミコ酢(お好みの酢)、亜麻仁油で手づくりドレシング。照り焼きソースや焼き肉のたれのごま代わりに入れてもOK。


お菓子やパンケーキ、パンの卵の代用として

卵アレルギーやヴィーガンの方に朗報。チアシード大さじ1に対して水大さじ3を混ぜて、15分ほどおけば "chia egg" に早変わり。全卵の代用にお菓子やパン作りに。朝ごはんのパンケーキにして朝のエネルギーチャージに。但し、α-リノレン酸は熱に弱い性質を持っている為、栄養価は下がります。

手作りジャム

ジャムを作る時のペクチン代わりにチアシードを入れれば簡単ジャムに早代わり。栄養価の高いチアシードだからこそ朝ごはんのパンに塗ったり、ヨーグルトにかけたり。

このようにいろんな使い道のあるチアシード。注意したいのは、水に12時間以上浸すこと(そのまま食べると口内の水分を奪われ、口やのど・食道に張り付き炎症を起こす恐れがあるので浸水して食べるのが良いです)。

チアシードの作り置き

上記にも書いたけど、先日お邪魔したアメリカ人夫婦に教えてもらい、チアシードの作り置き。早速私もやってみることに。






作り置きのチアシードとココナッツミルク、ハチミツを足して、簡単なチアドリンク。
これなら手軽に毎日飲めちゃいます。






ホワイトチア↓





ブラックチア↓




ちなみにメキシコのチアシードはブラックがメインですが、ホワイトも混ざって売っています。ダイエット効果にはホワイト、カルシウムやマグネシウム、鉄分が多く含まれているのはブラックチアシードです。


Guten Appetit!







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