7/22/2014

夏バテの強い味方

小さい頃のおやつは毎日のようにチョコレートチップスクッキーでした。
大好きなピーナッツバターがあったので久しぶりにピーナッツバター&チョコレートチップスクッキーを焼いてみました。

久しぶりに過ごす日本の夏が暑くて、食欲のなかったのですが、このクッキーと冷たい牛乳がほんと止まらない!
ピーナッツは栄養価たっぷりなので夏バテに良さそう☆



材料(12個分)

バター         100g   

グラニュー糖       80g
ブラウンシュガー     60g
全卵            1個 
バニラエッセンス      適量
塩             適量
全粒粉          40g
薄力粉         130g
重曹           小1/2 
ベイキングパウダー     小1/2
チョコレート       55g


薄力粉100%でももちろん作れますが、個人的に全粒粉が好きなので薄力粉と全粒粉をミックスして作ってます。個人的におすすめなのは、こちらです→石臼製粉は大きな石が粗熱を取ってくれるので、風味が抜群になります。スム・レラ (石臼挽き全...
*全粒粉、薄力粉、重曹、ベイキングパウダーは一緒にふるっておく。
*チョコレートはブロックのチョコレートを好きな大きさに切っておく。

作り方








1.バターに空気を含むように泡立て、砂糖類を加え、しっかり泡立てる。

2.卵を加え泡立て、バニラエッセンス、ピーナッツバター、塩も加えしっかり泡立てる。







3.ふるい合わせてあった粉類を加え、混ぜ合わせる。ここで練り合わせない事。粉っぽさが消えればOK.

4.刻んでおいたチョコレートを加え、ざっと混ぜる。






5.一つ50g。ゴルフボールのように丸め、鉄板の上で軽く平にする。








6.オーブン200度9〜10分




Guten Appetit!




追記:千葉県産のおいしそうピーナッツバターを発見しました!興味のある方は!


ランキングに参加しています。
↓応援お願いします。

7/10/2014

生命の木から採れた油

最近私の中で注目していたおいしく、健康的でダイエット効果もあると言われている、バージンココナッツオイルを先日アメリカに行った際、購入してきました。今まで、ココナッツウォーターを飲んだり、ココナッツミルクでお料理したりはしていましたが、念願のバージンココナッツオイル。
このバージンココナッツオイルでお料理するときのほのかな甘い香りがものすごく良くて、すごく楽しいです。




ココナッツオイルとは?

ココナッツオイル (coconut oil)はココナッツの巨大な種子内部の胚乳を乾燥したもの(コプラ)から抽出精製されるものである。

ココナッツオイルの脂肪酸構成はラウリン酸が50%弱、ミリスチン酸が15%~20%、バルミチン酸が10%弱と、90%以上が飽和脂肪酸です
一般的に、飽和脂肪酸って言うとコレステロール値が上昇したり、飽和脂肪酸を過剰摂取することで動脈硬化を招いたりと健康を意識している人たちからは毛嫌いされている油の成分ですね。
では、なぜ飽和脂肪酸が多く含まれるココナッツオイルにダイエット効果があるのか?
それは飽和脂肪酸の種類によるんです。
飽和脂肪酸は、”長鎖脂肪酸”と”中鎖脂肪酸”に分類されます。 
オイルは体内に摂取すると、エネルギーとして燃焼されるか、中性脂肪として体内に蓄積されます。一般の食用油に含まれる長鎖脂肪酸は、体に吸収された後、リンパ管、静脈を通って脂肪組織、筋肉、肝臓に運ばれ分解や体内に貯蔵されます。必要に応じてエネルギーとなります。
それに比べ中鎖脂肪酸は、分子がより短いため近道をし、肝臓へ通じる門脈を経て、直接肝臓に運ばれ、効率よく分解・燃焼されます。なので、中鎖脂肪酸は、エネルギーになりやすい!!
一般のオイルと比べてココナッツオイルが優れているのはこの「エネルギーとして燃焼」される効率がとても良い点です。長鎖脂肪酸と比べて消化吸収は約4倍、代謝は約10倍も速いため、中性脂肪になりにくいのです。そのため欧米ではダイエット素材・健康素材として急速に普及しています。
また、中鎖脂肪酸とは、母乳や牛乳などの脂肪分にも3~5%含まれる天然成分で、未熟児の栄養補給など医療用途にも活用されてきました。

また、この飽和脂肪酸は、保存性に優れており、オリーブオイルや他の油に比べ、ヴァージンココナッツオイルは常温で2年は酸化しづらい性質を持っているため、防腐剤不要。

ただし、注意すべき点は、精製過程で熱を加えてしまうと、せっかくの良い成分がほとんど破壊されてしまい、そのように作られているココナッツオイルではなく、無精製、無添加、非加熱抽出をしているヴァージンココナッツオイルがいいそうです。
ただ単に”ココナッツオイル”と呼ばれているものは、不飽和脂肪酸が高く、心臓の血管を詰まらせ、コレステロール値を上げ、心臓病の原因を作ると言われ、欧米ではとても批判されてきました。また、甘い香りもしません。

 

  では、バージンココナッツオイル、どのような効果があるのか?

・ダイエットや便秘解消に

上記で説明した以外にもココナッツオイルには食欲を抑制する効果もあるそうです。

・コレステロール値を下げ、心臓病の防止にも

トケラウという南太平洋にあるニュージーランド領の島嶼群の人々が摂取する60%以上のカロリーはココナッツからのカロリーであり、彼らの最高に健康的であり、心臓病の報告はないそうです。

・脳の活性化、アルツハイマー病の改善、予防

アルツハイマー病による認知症状の改善にココナツオイルが注目されており、主成分の中鎖脂肪酸からできる物質、ケトン体に着目した食事療法を米国人医師が提唱しているそうです。
【楽天ブックスならいつでも送料無料】ボケを遠ざける健康油 ココナッツオイルレシピ [ 青木晃 ]


食べること以外にも、

・保湿のスキンケア

乾燥した肌に最適。軽いつけ心地なのに保湿力がすごい。またマッサージオイルとして使ってもいいそうです。また、お肌の老化防止に良いとされているビタミンEをとても豊富に含んでいるので抗酸化作用が抜群!
食器洗いの後のカサカサにもいいですね。

・メイク落としとして

適量を顔にのせ優しくマッサージし、ホットタオルでスチームとして拭き取り、タオルを洗い、もう一度ホットタオルでスチームというのを3、4回繰り返すだけで、その後の洗顔は必要ないそうです。

・髪の毛のダメージに

髪を洗う前の頭皮マッサージにヘアーパックに、お風呂上がりのドライヤー時に少量髪につけたり。以前一緒に住んでたドイツ人の子は髪のセットする時に使用してました。ただし、つけ過ぎには注意した方が良さそうです。

・サンスクリーンとして

紫外線を約20%もカットしてくれるそうです。また、スキンケアにもなるからダブル効果!肌の弱い方や日焼けしたいけど紫外線が気になる方には良さそうですよね。ちなみに日焼け止めとしての効果は期待できないそうなので、ご注意ください。また、日焼け後の鎮静オイルとしてもいいそうです。

・妊娠線予防、ベビーマッサージに

妊婦の方はお腹が大きくなる4ヶ月くらいからお風呂上がりにお腹に塗ることで、保湿力の優れているココナッツオイルは妊娠線防止になるそうです。また食用なココナッツオイルはベビーマッサージにも最適だそうです。


・消炎、抗菌効果 

母乳にも含まれるラウリン酸は乳児を細菌やウィルスなどの感染症から守る抗菌作用があり、消炎作用が強い事で知られており、原産国では、虫刺されの後や傷口に塗るそうです。またエイズの治療薬としても研究されているそうです。

・うがい薬として

口の中の有害なバクテリアを取り除き、歯の健康改善し、口臭も減らすそうです。インディアンの人々は何千年も前から歯の治療法としていたそうです。ちなみにこれはoil pullingと呼ばれ、小さじ1杯のオイルを15〜20分間口の中でさっと動かすだけだそうです。またこの場合はココナッツオイル以外のオイルでも構わないのですが、味的にもラウリン酸の持つ効能をふまえるとココナッツオイルは有益ですね。


ココナッツオイルの使い方

・普段使いのクッキングオイルとして

今まではオリーブオイルを使用していましたが、これからは大活躍しそうです。また、熱帯地方や東南アジアでは揚げ物の油としても使用されているそうです。酸化しづらいからカラッとした揚げが続くとか。

・サラダのオイルとして

バージンココナッツオイルの融点は24度。なので夏場はすぐに透明の液体化します。気温が低い時白い個体ですが、少し火にかければすぐに液体になります。ココナッツオイルにバルサミコ酢、塩、胡椒でシンプルなドレッシングになります。

・お菓子作りに

シュトーレンの仕上げに通常はバターをたっぷりかけ、バニラシュガー、粉砂糖をかけるのですが、以前私が修行していたドイツのパン屋ではココナッツオイルをバター代わりに使ってました。また、ベーガンのお菓子でもよく使われているそうです。ココナッツの甘い香りが風味になりそうですよね。

・コーヒー、紅茶、緑茶、ホットミルクなどの温かい飲み物に大さじ1杯

朝一と夜寝る前は温かい飲み物を飲むようにするといいと言われて以来、温かい飲み物を飲むようにしているのでこれで一石二鳥です。

・パンにバターの代わりに塗る

合わせて蜂蜜やシナモンなどもよく合います。トーストするととてもココナッツの香りがおいしいです。

・サプリメントとして、大さじ1杯

毎朝の習慣に。アメリカのセレブの中では流行っているとか。



お料理以外にもたくさんの効果、使い道があって、お値段は少し張りますが、身体にもおいしいヴァージンココナッツオイル、これから使うの楽しみです。



おすすめのヴァージンココナッツオイル
こちらもよく見ますよね。

7/06/2014

Milchbrot




去年、ドイツでミシュラン星レストランのシェフに依頼を受け、パンのレシピを監修していました。その時に作った大好きなパンの一つがMilchbrot。

Milchとは牛乳。Brotはパン。そう、名前の通りの牛乳パン。ただ単純に小麦粉、牛乳、塩、イーストのみしか使ってません。私にとって、こんなレシピがパンの原点。粉、水(液体)、塩、イーストこそがパンの基本材料なのです。だからおいしい小麦粉、塩、牛乳で作ったパンは私にとっては最高においしいパン。副材料(バター、砂糖、卵など)の含まれてないパンは副材料がふんだんに含まれている日本のパンを食べれている方には物足りないかもしれませんが、ヨーロッパではパンが主食で一日の3食ともにパンが食べられているため、シンプルなパンが多いです。



材料(食パン1斤型・2個分)

強力粉         500g
牛乳         ca.380g 
塩            10g
ドライイースト       5g
仕上げに
強力粉           適量

強力粉 春よ恋100%1kgを使用。
*牛乳はアバウトな分量です。使用する粉の水分量によります。けっこう緩い生地になります。私は緩い生地をパンを作るときは作ります。正直扱いにくいです。しっかりと弾力のある、薄い膜ができるまでしっかりミックスします。

作り方






1.ミキシング、こね上げ温度は24度。
2.1次発酵→パンチ→2次発酵。
3.約240g×4つに分割→丸め→ベンチタイム。





   




4.成形→表面に粉をつけ、油分を塗った食パン型に二つ、両サイドに入れ、最終発酵










5.粉を再度ふり、240度のオーブンで焼く。
   






6.焼き上がったら型からすぐに出し、冷ます。



Guten Appetit!




ランキングに参加しています。
↓応援お願いします。

7/05/2014

from my garden

食べることが好きなので、今年から家庭菜園を始めました。
ドイツに住んでいた頃はハーブは何種類か育ててましたが、家庭菜園初心者で無農薬で育てたいので毎日いろいろ勉強することが多いのですが、やっと初めての収穫が今日できました。


ししとう3つ。
3つだけだけど、今夜食べるのがすごく楽しみ!

7/04/2014

後に、


このようにいい色したパンが焼き上がります。


日本のパンに比べるとちょっと焼き色が濃いんじゃないと思われるかもしれませんが、これが巻き釜ならではいい焼き色です。




7/01/2014

Kartoffel-Gugelhupf

Kartoffel-Gugelhupf;カルトフェル クーゲルフップフ。

すごい言いづらいですよね。
今年の初めまでドイツの首都のベルリンで職人をしていました。そのときによく作ったドイツならではのおいしいジャガイモを使ったバターをふんだんに使ったケーキです。季節の新じゃがで作ってみたいですね。


カルトフェルとはドイツ語でジャガイモ。

クーゲルフップフはフランス語ではクグロフの名でおなじみのお菓子で、ドイツ、オーストリア、スイス、フランスのアルザス地方まで、広く作られています。このお菓子の特色は型にあり、火が通りやすいように中央が空洞になっている、クグロフ型と呼ばれる型を使って焼きます。また、バターケーキ生地だけではなくイーストを使用したリッチなパン生地で焼くものもポピュラーです。今回はバターケーキ生地のレシピです。


材料(クグロフ型直径26㌢)

ジャガイモ(男爵)   400g
バター         250g
砂糖          250g
塩          ひとつまみ
バニラエッセンス      適量
全卵            5個
薄力粉         350g
ベーキングパウダー     7g 
アーモンドプードル   100g
クランベリー      200g
(クランベリーがない場合はレーズンやお好きなドライフルーツで代用もできます。レーズンのラム付けで作ってもおいしかったです。)

仕上げに
粉砂糖           適量

*上記は型(直径26㌢)の材料にです。クグロフ型がない場合はパウンドケーキ型でも作れます。参考までに11×25×7㌢の型でこのレシピの半分で作れます。

下準備

バターと卵は常温に出しておく。
ジャガイモは茹でて、皮を剥き、潰して、マッシュポテトに。
薄力粉とベーキングパウダーを一緒に振るう。
型にバターをたっぷり塗り、小麦粉をふるっておく。

作り方

1.バターはポマード状に柔らかく均一の状態にして、砂糖、塩、バニラエッセンスを加え、白っぽくなるまで泡立て器でよくすり混ぜる。

2.卵を少しずつ加えてよくすり混ぜる。*この時一度に加えてしまうとバターと卵が分離してしまうので4〜5回に分けて加えます。

3.マッシュしたジャガイモを加え、木べらに持ち替え混ぜる。続けて、薄力粉&ベーキングパウダーも加え、生地につやが出るまでよく練り合わせる。

4.クランベリーやレーズンを加え、潰さないようにざっくりと混ぜる。

5.生地を型の8分目まで入れる。型を軽く台の上に落とし、空気を抜く。オーブン190度で焼く。
使う型の大きさにより焼き上がる時間はちがう。

6.焼き上がったら型から出し、冷ます。仕上げに粉砂糖をふる。



参考までにこの型(直径26㌢)で焼いた際は1時間20分でした。
パウンドケーキ型で焼く場合は半分くらいの時間で焼き上がります。


下記のクグロフ型はシリコン型はシリコン加工されているので型にバターを少し塗れば大丈夫です。上記で紹介しているレシピだったら小の型なら二つ分で作れます。
ちなみに私はこのクグロフ型の大とさらに大きなクグロフ型(写真のクグロフを焼いた型)を持ってます。どちらもシリコン加工されているのですごく便利です。


価格:1,783円
(2014/7/1 22:01時点)
感想(32件)

プロの定番品! シリコン加工 クグロフ型大
プロの定番品! シリコン加工 クグロフ型大
価格:2,187円(税込、送料別)

Guten Appetit!