12/25/2016

クリスマスのパン

今年のクリスマスはクッキー以外にもパンの注文を頂いたのでパンもいっぱい焼きました!
※下の方に写っているのは前回ご紹介したクリスマスクッキーの詰め合わせ。


<ライ麦全粒とそばの実とクルミのパン>

りんごの天然酵母で作ったライ麦全粒とそばの実とクルミのパン。素朴なディナーパン。


<ローストオニオンのベーグル>


りんごの天然酵母でベーグルを作るのは初めての試み。自家製のローストオニオンと練り合わせて。冷凍保存できるように薄めに焼き上げました。


<カンパーニュ>


写真を撮り忘れちゃったので拡大写真になりますが、これもりんごの天然酵母を使ったシンプルなカンパーニュ。


<黒糖食パン>

これだけはイーストさんの力を借りて焼き上げた黒糖食パン。素朴な焼き色だけど、卵アレルギーでも食べれるように上のテカりは牛乳で。


<クラッカー>


これも撮り忘れたので拡大写真。ローストしたごまとごま油をたっぷり使って、りんごの天然酵母の力でふっくらのごまクラッカー。おつまみにぴったりで食べ始めると止まらない!


以前もご紹介したおつまみにぴったりなサクサククッキー。気になる方はこちらをご覧ください。


<アメリカンクッキー>


これも撮り忘れた!定番のアメリカンクッキー。
来年から店舗で販売できることになったので色々レシピを試行錯誤中。先週焼いたアメリカンクッキーが人生史上一番美味しくできて、試食してくれた友達にもお褒めの言葉をいただいたのでそのレシピをベースにオートミールを足して、まだまだ試行錯誤中。クリスマスに会う家族に試食してもらいたく、急遽今朝(?)日付変わって1時過ぎに焼き上げました...。


パンはクッキーと違い、フレッシュなモノがいいのでギリギリに焼き上げたので写真の撮り忘れが多かったのが、反省。しかもカメラ屋の妻なのに一向に写真の腕が上達しない。来年はもっと色々教えてもらわなきゃな。



みなさまにとって今年最後の1週間もステキな日々でありますように。

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Merry Christmas! 今年のクリスマスクッキー

Merry Christmas!
あっという間にクリスマス。みなさんはステキなクリスマスをお過ごしでしょうか。

今日は今年のクリスマススイーツのご紹介を。

<第一弾>



<シュトーレン>



毎年フランス風のシュトーレンを作っていたのですが、今年はドイツ風に軽めのに。
日本ではフランス風の重たい(バターたっぷり)のをよく見ますが、個人的にはドイツ風の方が好き。

『えっ?丸いシュトーレン?!』とよくびっくりされるのですが、このシュトーレンの形はミュンヘンで修行していたお店で型抜きシュトーレンを作っていて、そこからのアイディアで丸いシュトーレン。この方が一人で食べたい人にも手軽。小さいけどやっぱり7mmくらいにカットして食べるのが美味しい。

今年のシュトーレンの中身はミュンヘナーシュトーレン風に仕上げました(ドイツは各地方にオリジナルのシュトーレンがあります。一般的に有名なのが、先日もご紹介したドレスナーシュトーレン)。
ミュンへナーシュトーレンの特徴はナッツの王様、マカダミアナッツを使っているとこ。
私のシュトーレンはローストマカダミアナッツに、ラム漬けした有機マスカットレーズンとカルフォルニアレーズン、グランマルニエ漬けしたオレンジピールと自家製レモンピール。シュトーレンのスパイスも独自のミックスで。
我ながら美味しく焼き上がった :)



<Vanillekipferl・バニラキッフェル>



毎年作っているバニラキッフェルはドイツのクリスマスクッキーには欠かせない。今年は混ぜ方を勉強していつもよりさっくりに。
(一般的に粉糖がかかっていますが、粉糖が袋詰めすると散らかっちゃうのが見た目よくないから粉糖はかけてません。)



<Zimtsterne・ツィムトシュテルネ>




これもドイツのクリスマスクッキー。マジパンを使うレシピと使わないレシピがあるけど、私はマジパンを使う、しっとりする方が好み。




<Kokosmakronen・ココスパカローネ>



クリスマスにココナッツ?って感じだけどこれもドイツのクリスマスクッキー。ローストしたココナッツを卵白と混ぜて絞るマカロン。日本ではオブラードが入手しづらいから下はチョコレートでコーティング。今年はちょいっと焼き過ぎちゃったかな...。


<Spritzgebäck・シュプリッツゲベック>

定番はバニラ味だけどチョコレート使っているのがなかったからココア味に。通常はジャムも絞らないけど、自家製ベリージャムを絞ってみた。





<ココナッツクッキー>







































最近個人的にハマっているシンプルなココナッツクッキー。ドイツのクリスマスクッキーではないけど今年は入れてみた。少し捏ね過ぎてしまったかな。もっとサクサクがよかったのに。
以上!



ドイツのクリスマスクッキーって華やかさがない。でも小麦やナッツ、フルーツをふんだんに使って、素朴な美味しさ。手作りの優しい味。

パン屋さんで働いていると、この時期は本当に忙しいけどみんなの笑顔が思い浮かんで、美味しいがいつも以上に感じて、やっぱり私はこの時期が一番すき。




みなさまにとって今年最後の1週間もステキな日々でありますように。

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12/18/2016

土鍋で炊く鮎ご飯

今年も残すこと2週間になりましたね。
12月に入ってからは毎日がめまぐるしく早く過ぎています...。
やらなきゃのこと。やりたいこと。一つ一つ整理して、新しい年を迎えられるように。

先日2週に渡って東京都の埋立処分場と清掃工場の見学会に参加してきました。最近ではごみの減量や3R推進を各自治体が実施してますが、一向に減らないごみ。現在、東京23区は最後の廃棄物埋立処分場で埋立作業を進めており、そこも2050年には満杯になる計算だそう。ごみは燃やすと考える日本は世界の3分の2の焼却炉を所有。燃やすことによってごみの嵩が20分の1になるからといい、ほぼ毎日休みなく燃やし続けられるごみ(正月
三が日とメンテナンス時のみ停止)。
日本の政府・地方自治体は日本の廃棄物処理技術は優れていると世界にアピールし、アジア等の発展途上国からも多くの視察の受け入れしているが、世界の多くの国々にはそもそもごみを燃やすという概念がない、もしくは禁止されている。技術が発達し、多くの国々はリサイクルやバイオガス技術等の転換に向かっている中、残念ながら東京は取り残されている。年間何百億円の私たちの住民税で高くつく廃棄物処理作業を実施しているのが現状。
これ以上はここには書きませんが、見学の後はなんだか心がもやもや。ヨガをして、気分転換したけど収まらない気持ちに優しいご飯が食べたくなる。



魚屋さんでたまたま新鮮な子持ち鮎を発見。
初めて鮎ご飯を土鍋で炊いてみた。シンプルな優しい味付け。
癒される。
日本独特な風土でしか育たない鮎。世界でも新鮮な鮎が食べられるのは日本だけ。そんな日本の自然を守りたいと改めて思う。



クリスマスもいよいよ残すこと1週間。クリスマススイーツの仕上げにかからないと。

みなさまにとって今週もステキな1週間でありますように。

Guten Appetit!





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12/12/2016

パーティーのあと 残りもの、どうする?

今年も残り20日を切ってしまいましたね。東京はお天気な日が続いてますが、冬らしい寒さが本格的に始まってきました。

少し前に紹介したThanksgiving Dayのパーティーの後に書こうと思っていたのですが、ワークショップやシンポジウム等勉強会や新しいプロジェクトにに追われたりで今更になってしまいましたが、ホームパーティーをするとどうしても作り過ぎて残ったり、いつも以上に生ごみが増えたりして、大変。でも実はココからが私の楽しみでもあります。ゼロウェイストで暮らしている我が家ではごみは出さないので、どのように個々が生まれ変わっているか、紹介します。


<そのまま>


まず1番の楽しみは翌朝の朝食!
今回は日持ちのするさつまいものクリーム、2種類のフムス、マッシュポテトを作っていたので翌朝は残りもののパンに乗せて美味しく頂きました!普段はパンにココナッツオイル×ジャムの私にとっては、贅沢な朝ご飯(笑)それでも残ったのは餃子の皮に包んで揚げれれば簡単なおかずに。

ちなみに右側に写っている緑色はカブの葉のジェノベーゼ。マッシュポテトと相性がいい感じ。


<カブの葉でパスタ>

ランチには、残ったチキンとカブの葉のジェノベーゼのパスタ。


<野菜のブロス>

仕込みに使った野菜の皮や種は全部冷凍庫に保管。鶏肉の骨と一緒に鍋に。我が家の必需品のブロス。
ブロスは密封瓶に入れて、野菜くずはしっかり水気が取れたらコンポストに。鶏の骨だけはコンポストできないので燃えるゴミに出します...。 


<飲み残しのビール>
 いつもパーティーすると、なぜか最後に飲まれていないビールが...それももちろん捨てません!すぐに密封瓶に。すごく貴重!チキンのビール煮に大変身します。


チキンのビール煮はベルリンに住んでいた時のルームメイトのスペイン人に教えてもらったスペイン料理をベースに野菜を入れたアレンジの洋風煮物。今回は玉ねぎ、人参、ピーマン、エノキで。ちなみにアメリカにはコーラ煮があります。もし余った炭酸飲料があったら捨てないで試してみてくださいね!


<にんじんのヘタ>
普段は野菜のブロスに人参のヘタも入れているけど、今回パーティー用に買い込み過ぎたのか、見たら少し芽を出し始めていて、それをパートナーに見せたら、「昔育てたことがある」と無邪気に語り始めました。じゃあ、またやってみようとのことで、我が家で『にんにん』と命名されました。
11/27/2016
2週間後
12/12/2016

自然の成長力に圧巻。毎日にんにんの成長を見るのが楽しい。年越しそばのかき揚げ用に立派に成長してくれるといいなぁ!




今週もみなさんにとってステキな日々でありますように。


Guten Appetit!





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カブの葉どうしている? カブの葉のジェノベーゼ

旬の野菜、カブ。マーケットでもカブが出回っていますね。
消化酵素、アミラーゼがたっぷりのカブの根の部分は、漬け物や煮物にしたり、味噌汁やスープにと使い道がいっぱい。でも実は根よりも葉の部分の方がビタミンCやカルシウム、カリウム、鉄分等と栄養が豊富なんです。そして抗発ガン作用や美肌効果のあるβカロチンもたくさん含まれているのは葉の部分なんです。捨ててしまいがちなカブの葉は絶対捨てないで食べましょう!


と言っても、じゃあ、どうやって使う?

まずは、買ってきた当日、新鮮なうちに切り取って、ボウル一杯に水を溜めた中に。10分くらいつけて洗ってしっかり汚れを落とす。カブの葉痛みやすいので、必ず買ってきた当日に!時間のない方はここまでやって後は水気を切り、使いやすい大きさ(我が家では5cmくらい)に(包丁で)切って冷凍保存しておきましょう。

肝心な使い道は?

  • ふりかけ

幼い頃から白米が苦手な私にとって、ふりかけは必需品。フライパンに細かく切ったカブの葉(大根の葉っぱでもOK)とちりめんじゃこを入れて甘辛に炒めれれば、簡単なふりかけに。


  • 茹でて冷凍(長期保存可能)

沸騰したお湯に塩ひとつまみ。1分くらいさっさと茹でて、水気をしっかり切り、使いやすい大きさに切ったら冷凍。一回、一回分にぎゅっとひとまとめにしておくと使うときに使いやすいです(我が家では味噌汁や豚汁に入れたりします)。


  • 新鮮なうちにサラダとして



  • 漬け物や炒め物にも



  • カブの葉ジェノベーゼ

今回紹介したいのは、カブの葉ジェノベーゼ。
ジェノベーゼと言えば普通はバジル。イタリア人には怒られてしまうかも知れないけどカブの葉で作っても美味しい!
思いついたきっかけは、先日参加したセミナーでの奥田政行シェフの言葉、『食材を愛すること』。ということで、カブの葉を愛するためにひとまず新鮮な生の状態でガブッと食べてみました。控えめだけどカブの葉の甘みと独特な味。ジェノベーゼにしたら合うんじゃないかな、と。早速試したら、びっくりするくらい美味しい!
今の季節、バジルが手に入らないから嬉しいし、またひとつ我が家の保存食が増えました!



材料(かぶのジェノベーゼ)

カブの葉(茹でたもの)       100g
ニンニク                                                         1片 
松の実                20g
オリーブオイル             100ml              
塩、胡椒               

お好みで:
パルメザンチーズ            適量

下準備

上記で紹介したようにカブの葉をささっと茹でて、水気はしっかりとり、ミキサーにかけやすいように適当に切っておく。

*松の実はオーブンでロースト(180度7〜8分、途中でひっくり返す)。
また、松の実がない場合はクルミやカシューナッツで代用可。

保存瓶に保管する場合は煮沸消毒しておく。

作り方

1.パルメザンチーズ以外の材料をミキサー(フードプロセッサー)にかける。塩はお好みの味に。保存する場合は多めがいいですよ。

2.出来上がり。パスタ等ですぐに食べる場合はチーズを加える。保存する場合は、チーズは加えず、煮沸済みの瓶に入れて冷蔵庫に。長期保存したい場合は、瓶ではなく、一回分に小分けして、冷凍保存。でもあっという間になくなっちゃうくらい美味しい。


鶏肉のジェノベーゼパスタ



カブの葉のジェノベーゼをドレッシングに使っても、ピザにふりかけたりと、色んな近い道があります。
今のところ、我が家で一番人気の使い道は、ミルクスープ(カブやじゃがいもを小さくサイコロ型に切って、オリーブオイルで焼き色をつけたら牛乳と野菜ブロスで煮込んで、塩胡椒で味付けしたシンプルスープ)に食べる前にパセリ代わりにちょこっとかける。優しいミルクスープにアクセントが出ます。


Guten Appetit!





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12/05/2016

クリスマスクッキー in Europe

過去のWeihnachtsgebäck(クリスマスクッキー)、Stollen、Lebkuchen(ジンジャークッキー)の整理。
メモ代わりに投稿です。
興味のある方はご覧ください。

ドイツのパン屋、菓子屋で働くには基本的に売り子としての3年の修行(2年に免除されることもある)する必要があります(修行しないと最低賃金が低い)。
その中でSchaufenster(ショーケース)の飾り付けも学ぶ為Schaufensterを見るだけでも楽しい気分になります。もちろんパンやお菓子を食べると更に幸せな気分に。


●専門学校時代

 ●専門学校のヨーロッパ研修旅行にて





 2009年12月 友人を訪ねて南ドイツへ
ミュンヘンの友人の働くパン屋のクリスマスクッキー

ミュンヘンの友人の働くパン屋のクリスマスクッキー

Weihnachtsmarkt in Pforzheim

Weihnachtsmarkt in Pforzheim
●2010年10月 Südbackにて
stollen


 ●2010年 Bamberg Weihnachtsmarkt (レープクーヘン)








2011年 Dresden Weihnachtsmarkt (シュトーレン発祥の地)

子供達のクッキーメイキングのワークショップ
世界一大きいシュトーレンの引換券
世界一大きいシュトーレンを切っている様子
●2012年 Berlin 元同僚のレープクーヘンワークショップ


●2012年 ルームメイトとクリスマスクッキーbaking



●2013年 Köln / Ruhrgebiet パン屋巡り

Dresden Obermeister Bäckerei Hinkel


Dresden Obermeister Bäckerei Hinkel

Dresden Obermeister Bäckerei Hinkel
Aachen Nobis Printen (名店)
Aachen Nobis Printen (名店)
アッヘンの名物Aachener Printenというクッキー風のお菓子でレープクーヘンに似ている。


Aachen
Aachen
Aachen
Aachen
Aachen Moss Bäckerei 
Aachen Moss Bäckerei
Köln
Köln 名店Bäckerei Zimmermann
Köln 名店Bäckerei Zimmermann
Köln 名店Bäckerei Zimmermann
Köln 名店Bäckerei Zimmermann
Köln 名店Bäckerei Zimmermann
Köln 名店Bäckerei Zimmermann
Köln 名店Bäckerei Zimmermann

●2013年 ルームメイトとクリスマスクッキーbaking

Nussecke

●2015年 自宅にてクリスマスクッキー