12/04/2014

アップルジュースでパーティパン

サンクスギビングパーティーの食事に合うパンを焼きたいなぁって考えた末、久々にドイツパンのゼンメルを焼きました。今回は水の代わりにトロピカーナのアップルジュースを使って、ほんのり甘い食事パンに。ゼンメルは南ドイツで一番好まれる小型食事パンでミュンヘンで修行していたパン屋(個人的で1店舗しかなかったにも関わらず、多い日は1日に1000個以上焼いてました。材料はいったってシンプルで丸かったり、今回のように編み込んでいるタイプだったり様々です。今回はパーティーだったので豪華に見えるかなって思って、久しぶり編み込んでみました。





材料(1個60g約15個分)

強力粉                    450g
薄力粉                      50g
ドライイースト                   6g
バター                     20g
塩                                                                                   10g
トロピカーナアップルジュース           300g
モルト                      1g

作り方

1.ミキサーに計量した全ての材料を入れ、捏ねます。アップルジュースは人肌程度に暖めておきます。
*使うミキサーによって時間が異なるのですが、低速5分、高速5分くらいを目安に。

2.表面がつやが出て、綺麗な膜ができたらミキサーを止め、発酵を取ります。30度で約45分。

3.一個60gに分割、丸めた後、少し細長くしてベンチタイムを約10分取る。

4好きな形に成形し、オーブンプレートに間隔をあけて並べ、発酵を取ります。30度約30分〜1時間。

5オーブン240度で12分〜15分程度。

*材料、温度は寒い時期に仕込んだ場合の目安です。




砂糖を一切入れていないけど、ほんのりリンゴの甘みのある食事パンは丸ごとチキンとも前菜とも合って、みんなに喜んでもらえて嬉しかったです。トロピカーナでおいしいパーティーになりました!




Guten Appetit!


レシピブログの「おうちでバル会レシピコンテストに参加中です
おうちバルの料理レシピ
おうちバルの料理レシピ
 
 ランキングに参加しています。
↓応援お願いします。


チキンとThanksgiving Dinner

一週間前の木曜日になりますが、Thanksgivingだったので先週の土曜日は友達を招待して、サンクスギビングパーティーをしました。アメリカのサンクスギビングと言えば、ターキーの丸焼きなんですが、ターキーが近くでは買えなかったので近所にある有名なお肉屋兼焼き肉屋さんで丸ごとのチキンをオーダーしました。
アメリカでは中にスタフィングというパンを小さくさいころ大に切ったものを乾燥させ、玉ねぎ、ニンニクやハーブ、クルミ等をオリーブオイルで混ぜたものをチキンの中に詰めますが、今回はトロピカーナのリンゴジュースを使ってパンを焼いていたのでオリジナルでリゾット風なスタフィングを詰めてみました。

トロピカーナで乾杯しました。私はウィスキーと割って、トロピカーナハイボールで頂きました:)素敵なサンクスギビングパーティーになりました。





材料(約4人分)

【前日仕込み】
丸ごとチキン             1羽(今回は1,1kg)
水                        500cc
塩                       小さじ3
砂糖                      小さじ3
塩レモン                     一切れ
ニンニク                      2片
ローリエ                      1枚
胡椒、パセリ、オレガノ、タイム、ローズマリー    少々

*ハーブはお好みのものでいいと思います。今回はパセリとオレガノは庭からのフレッシュなものを使用、タイム、ローズマリーは乾燥のを使用しました。

【当日】
スタフィング

お米                       1/2合
玉ねぎ                      1/2個
ニンニク                      1片
白ワイン                      大2
水                       約300cc
塩、胡椒、パセリ、オレガノ             適量
オリーブオイル                   適量

*固めのリゾットを作ります。リゾットに合うお好みの野菜を入れていただいて大丈夫です。今回のゲストで人参嫌いがいたのでシンプルなリゾットにしました。

作り方

【前日仕込み】
1.チキンは内蔵などの処理はお肉屋さんでお願いしてあったので軽く洗い、袋にチキンの胸を下にして入れます。チキンより少し大きめの容器に入れます。

2.500ccの水の中に塩、砂糖、包丁で潰したニンニク、塩レモン、胡椒、ハーブ類を入れ、かき混ぜ、袋に入ったチキンにかけます。しっかり封をして、冷蔵庫で一晩寝かせます。


【焼き当日】

1.まずはスタフィングを作ります。フライパンにオリーブオイルと潰したニンニクを入れ、弱火にかけ、香りが出たらみじん切りに刻んだ玉ねぎを炒めます。透明感が出てきたらお好みの野菜を小さく切ったものも加え、炒めます。

2.お米を加え、全体に混ざったら白ワインを加えます。アルコールが飛んだら、パセリ、オレガノと水を少し加え炒めます。水がなくなったら少しずつ加え、炒めるを繰り返します。少し固めかなって思う固さになったら塩、胡椒で味を整えます。これでスタフィングの出来上がりです。

3.スタフィングを作る傍ら、前日に仕込んであったチキンを水の中から取り出し、余計な水の水切りをします。手をたこ糸で留めます。中に炒めた固めのスタフィングを詰めて、爪楊枝か串で閉じます。足と足の間に少し間隔を取ってたこ糸で留めます。
*この時、スタフィングは入れすぎず、少し余裕を残します。スタフィングが余った場合は更に水を足し、リゾットにしてしまえばいいのです。

4.オーブンプレートにチキンの胸を下にして置き、オリーブオイルを全体にかけ、230度のオーブンに入れて焼きます。時間的に今回のチキンで50分焼いてます。焼いている途中何度か下に落ちたチキンからの焼き汁を全体にかけます。
*電子温度計でもも肉の真ん中が85度になれば焼けてます。焼きすぎるとお肉がパサパサになるので焼き過ぎに注意して、電子温度計で計って確認する事をオススメします。

オーブンから出したら出来上がりですが、グレービーソースを作りたい方はオーブンプレートにお湯を入れ、焦げた部分も含め、チキンからの焼き汁を全て使って、簡単なグレービーソースがあります。

【グレービーソース】

1.オーブンプレートに入れたお湯で、焦げた部分(お焦げ)も含め、チキンからの焼き汁を網で漉して、足りなければ水を加え、合わせて500ccにします。

2.バターかオリーブオイルを大さじ2、フライパンに入れ、火にかけます。液体になったら小麦粉を加え、炒めます。

3.の出汁を少しずつ加えていきます。塩、胡椒でお好みの味に整えます。(ベシャメルソースを作る要領です)



今回人生初めて、生の丸ごとチキン君を焼いてみました。前日仕込みする為、袋から出す前まではこんにちは、チキン君と話しかけてましたが、実際袋から出してからは震えの嵐。中を洗っている間、ごめんなさいが止まらなかった。チキン君の命を頂いている事を初めて実感しました。私たちは貴重な動物の命もらって生きているんだなぁって。いい経験でした。まさにサンクスギビング。
チキン君のせっかくの命を無駄しない為にも、次の日には友達に言われた通り、残りの骨、ネギとショウガで鶏ガラスープを作りました。いい味出してます:)ありがとう、チキン君。


クリスマスパーティーにも豪華でぴったりなメニューなんじゃないかなって思います。チキン君の命に感謝しながら、みなさんもぜひ作ってみてください!

Guten Appetit!


レシピブログの「おうちでバル会レシピコンテストに参加中です
おうちバルの料理レシピ
おうちバルの料理レシピ

 ランキングに参加しています。
↓応援お願いします。



12/01/2014

冬の梨ジャム

先日GABANのクローブをいただいたので、何を作ろうか色々迷ったあげく、少し季節外れですが、梨を八百屋で見かけたので梨ジャムを作る事に。りんごでも良かったけど、どちらかというと梨のほうが好きなので。
朝はパン食なのでいつもジャム作りが欠かせません。手作りのジャムは保存料いっさい入らないし、甘さも自分の好みにできるので市販のジャムのように60%砂糖にはなりません。皮を剥き、切る事以外はただ単に鍋で煮込むだけなので簡単ですごくおすすめです。

今回は冬っぽい感じを出したかったのでクローブとシナモンをたっぷりに入れて煮てみました。






材料

梨                   4個分(約600g)
砂糖                 梨の重さの40%
GABAN クローブ ホール               1つ
GABAN シナモン                     小さじ1

レモン汁                     適量

*基本的にジャムを作る時、私は果物の40%の砂糖を使っているのですが、今回は少し甘過ぎたので甘さ控えめなのが好きな方は梨の重量の30%でもいいかと思います。

作り方

1.梨は皮をむき、適当なくし切りに。その上に砂糖をかけ、クローブをのせ、弱火にかけます。木べらでよくかき混ぜ、焦げないようにします。

2.砂糖と梨が馴染み、水っぽくなったら中火に。たまに木べらで混ぜながらコトコト煮込みます。

3.結構煮込んできたらシナモンを加え、さらに煮込みます。(合計約40分〜1時間)。


4.ジャムを入れる瓶を熱湯で煮沸消毒します。(私は熱湯の鍋の中で数分火にかけてます。)好きな感じになったら火を止め、レモンを加え、混ぜて火を止めます。

5.クローブを取り出し、瓶に入れて保存します。





寒くなってきたのでシナモン、クローブ等の香辛料を使って身体の中を冷やさないようにしたいです。冬ならではの香り高いおいしいさを楽しんでください :)


Guten Appetit!


今回はGABANにいただいたクローブに感謝です。GABANのシナモンは元々愛用してました!




おうちパーティーの料理レシピ
おうちパーティーの料理レシピ  スパイスレシピ検索


   ランキングに参加しています。
↓応援お願いします。


11/23/2014

秋の収穫!さつまいもチーズケーキ

お兄ちゃんが家族で芋堀に行ってきて採れ立てのサツマイモを持ってきてくれました。こんなに肉厚なサツマイモは食べた事ない!ってなくらいな大振りなものを頂き、サツマイモを使って何かスイーツを作りたいと考えた考えた結果、サツマイモのチーズケーキにすることにしました。チーズケーキをずっと作りたいと思っていてのでもう両方合体させちゃえ!と言う感じで作っちゃいました。

ドイツのチーズケーキはケーゼクーヘン(Käsekuchen)と言い、一般的にクワルク(Quark)というチーズを使い、焼き上げるベイクドチーズケーキです。このクワルクはドイツのフレッシュチーズで、これはチーズなの?!って言うくらい柔らかく、サワークリームとヨーグルトの間のよう感じです。ドイツでは売ってないスーパーがないくらい一般的なチーズなんですが、私は旅好きでヨーロッパのいろんな国に行きましたが、今のところクワルクをドイツとオーストリア以外では見た事ありません。
以前職人をしていた東京のパン屋では自家製で作っていたくらいドイツパンにも欠かせないチーズです。残念ながら自家製する為の材料がうちにはなかったので今回は試しにクリームチーズとヨーグルトを半々で混ぜて代用する事にしました。



材料(18㌢型1台分)

サツマイモピューレ

サツマイモ           大1個(約500g)
砂糖                    30g
塩                      少々
牛乳                    30g

ミュルベタイク(クッキー生地)
バター                    66g
全粒粉                    45g
薄力粉                    45g
きび糖                    33g
塩                      少々
卵                  25g(1/2個)

*クッキー生地の代わりにグラハムクラッカー200gで代用しても大丈夫です。


ココナッツオイル(湯煎で溶かす)       40g


*ココナッツオイルのない方はバターで代用しても大丈夫ですが、ココナッツオイルの香りが口に広がって美味しいですよ。



フュルング(チーズクリーム)

サツマイモのピューレ            200g
ヨーグルト                 100g
クリームチーズ               100g
バター(湯煎で溶かす)            50g

卵黄                     2個分
砂糖                     30g
卵白                     2個分
砂糖                     30g

レモン・バニラエッセンス            適量


作り方

1.全粒粉、薄力粉をふるい、きび糖、塩とバターを加え、切るように混ぜる。卵を加え、滑らかになるまで捏ね、一塊にし平にしたら、ラップし冷蔵庫で少なくとも30分は寝かせる。前日に作っておく便利ですよ!

2.の生地を4ミリ厚にのばし、ピケをする(フォークで空気が逃げる為の小さな穴を生地中にあけます)。200度のオーブンで約10分(黄金色がつくまで)焼きます。


3.サツマイモを丸ごと銀紙に包み、200度のオーブンに入れ、竹串がスッとさせるまで焼きます(約40分〜1時間)。

*電気節約の為、私はクッキー生地の端っこにサツマイモを焼きました。
もちろん電子レンジでラップして加熱しても大丈夫ですが、サツマイモ自身の甘みが短時間のレンジ加熱では出にくいようで、オーブンで長時間加熱の方が甘みが増すそうです。

4.サツマイモが柔らかくなったら皮を剥き、マッシュし、塩、砂糖を入れよく混ぜます。牛乳を加え混ぜる。これで簡単ピューレは出来上がり。
*サツマイモのピューレは多めに作りました。残りは冷凍してしまえばまた次回に使えますよ。

5.クッキー生地が冷めたら砕きます。フードプロセッサーで砕くと簡単です。(写真)


砕いたクッキー生地と溶かしたココナッツオイルを型に敷き詰めて、冷蔵庫で冷やしておく。

チーズクリームを作ります。クリームチーズとヨーグルトを泡立て器で空気を含むようにしてしっかり混ぜ合わせる。更にサツマイモのピューレと溶かしたバターを加え混ぜる。

7.卵黄に砂糖30gを加え、泡立て器ですり混ぜる。白っぽくなったらのチーズクリームに加えよく混ぜる。


8.別のボウルに卵白を泡立て器でよく泡立て、砂糖を加えしっかりとしたメレンゲを作る。

*生地には小麦粉を入れないのでこのメレンゲの力でケーキは膨らみます。あればミキサーを使い、しっかりとしたメレンゲを作ってください。


9.にメレンゲの1/4を加え、ゴムベラで混ぜ合わせ、混ざりきったら残りのメレンゲを加え、メレンゲが見えなくなるまで混ぜる。混ぜ過ぎてしまうとせっかくのメレンゲがつぶれてしまうので注意してください!

10.オーブン200度約40分焼きます。必要に応じて、表面にいい焼き色がついたらアルミホイルをかぶせて焦げないようにしてください。



の収穫ならではのおいしいさを楽しんでください :)

Guten Appetit!





ランキングに参加しています。
↓応援お願いします。


10/31/2014

Halloween cookies!

昨日、三連休用の為にパンを仕込む為、型探しをしてたら、何年間前に買ったカボチャの型をみつけてしまい、突如作り始めたしまいました...。ハロウィーンクッキー。デコレーションクッキーは見るのはすごく楽しいけど、作るのはほんとに手間がかかります...。

ハロウィーンクッキー作るのは今回3回目で以前とは違う表情にしてみました。パートナーにはJackみたいと言われてしまい、いつものパンプキン君の方がいいよと言われてしまいました...。




材料

クッキー生地

バター(常温)                65g
粉砂糖                    50g
塩                       少々
卵黄(常温)                  1個
卵白(常温)                  10g
バニラオイル                  少々
レモン皮のすりおろし              少々
小麦粉                   135g


アイシング

卵白                     20g
粉砂糖                   100g+必要に応じて
食紅(赤、黄色、緑)


作り方

クッキー生地

1.ボールにバターを入れ、木べらでクリーム状にする。粉砂糖と塩を加え、混ぜる。

2.卵黄を加え混ぜ、卵白を加え混ぜ、バニラオイルとレモンも加え、混ぜる。

3.振るった粉を加え、混ぜる。この時に混ぜすぎてしまうとさくさく感が出ないので、粉が見えなくなるくらいで必要以上には混ぜない事。



4.出来上がった生地を平たくして、ラップして冷蔵庫で少なくとも1時間は休ませます。前日に作っておいても問題ないです。

5.休ませた生地を3mm厚にのばし好みの方で抜く。


5.オーブン180度で約9分焼く。端にうっすら色がつくまで!ご利用のオーブンによって時間は調整してくださいね。粗熱を取る。

アイシング

1.ボウルに振るった粉砂糖に卵白を入れスプーンで五分ほど空気を含むように混ぜる。この時にハンドミキサーを使うと空気が含まれ過ぎてしまうので大きいスプーンを作ってください。

2.艶が出たらこれで白アイシングになります。

*今回はキノコには赤の食紅、カボチャのオレンジの部分は赤+黄色、緑と顔にはココアを使ってます。食紅を使う際は必ず少量の水で溶いてからアイシングに加え、アイシングが緩すぎるようだったら粉砂糖を加えて、固さを調節してください。


今年はキノコになるのでキノコのクッキーも作ってみました!いろんな表情のパンプキンたち!
Have fun!






Guten Appetit!





ランキングに参加しています。
↓応援お願いします。