12/01/2016

Thanksgiving Day 日々の恵みに感謝して

今年も残すこと後1ヶ月になりましたね。
1週間前の今日はアメリカの祝祭日、Thanksgiving Day(感謝祭)でした。アメリカでは毎年11月の第4木曜日(ちなみにカナダでは10月の第2月曜日)にお祝いされていて、神の恵み、家族・友人に感謝をし(thanksgiving)、静かに過ごす日。普段は離れている家族・親戚または友人が1つの家に集まり、一緒に料理や食事をしたり、ゲームやアメリカの国民的スポーツであるフットボールの試合を観たりします。日本におけるお正月のような日でご馳走を食べて、家族でゆっくり過ごす。そんな祝祭日です。

昨年は仕事が忙しくてThanksgiving mealを作ることができなかったので、2年振りにThanksgivingパーティーをしました。(2年前のサンクスギビングはこちら





今年は母親と高校の時の
友人たち、十代の頃就職したパン屋の元同僚と、席が足りないくらい大勢でお祝いすることができて本当に幸せな時間を過ごすことができました。お料理は私の方で全て用意するということで、みんなにはシェアできる飲み物を持ってきてもらい、気づけばスパークリングもワインもビールも全部空けてしまいました(笑)

ホームパーティーが大好きで何度も開いていて、毎回メニューを考えるのに時間がかかるのですが、今回はメニューを考えるのに3日間かかり、調理には1.5日という、メニューを考える方が倍かかってしまいました...。今回こだわったことは

・伝統的なThanksgiving料理(ローストターキー(チキン)、マッシュポテト、アップルパイ等)と
季節の新鮮野菜、穀物を使う
・なるべく肉や魚等動物性を使わない(ローストチキン以外は)
そして先日参加した奥田シェフのセミナーで学んだようにそれぞれの食材を愛すこと。

まずは買い出しから。いつも通りゼロウェイストショッピング。


じゃがいもは北海道産男爵を箱買い。あとは週末マーケットでバラ・量り売りで買ったりで新鮮野菜をゲット。


粉はいつもプラスチックに入ってるのがすぐになくなっちゃうからこれからは紙袋で仕入れようと初めて利用したママパン/ママの手作りパン屋さんで購入。(※紙袋はリサイクルできるのとプラスチックよりずっと安心包装!)
これまでは北海道産の強力粉を使用していたので、迷ったあげく熊本産の小麦粉を思い切って試してみることに。なかなかいい感じ!もう少し粉の特製を研究する必要はあるけど紙袋でお得に購入できるので愛用しそうな予感。
強力粉 パン用小麦粉 南のめぐみ 10kg ミナミノカオリ100 九州産 ホームベーカリー ミナミノメグミ 【国産小麦 業務用】
その他にも沖縄の塩、ブラウンシュガー、有機レーズン、薄力粉(薄力粉の紙袋が見当たらなかったのでプラです...)、バターとアーモンドパウダーは冷凍便で。


そして出来上がったのが、以下の品々。


<ローストチキン>


まずはメインのローストチキン。ターキーは手に入りにくいし、輸入になってしまうので一昨年同様に国産で入手できるチキンさん。2年振りに丸ごとチキンを調理。今年もいっぱい震えながら仕込み(チキンさんの内蔵はお肉屋さんに処理をしてもらいましたが、やはり丸ごとには命を感じます。)丸ごと調理することによって改めて貴重なチキンさんの命を頂いて栄養を頂いていることに感謝。普段からも動物の命を頂いていることに感謝しながら食事したい。

今年のスタフィングはアメリカの伝統的なパンのスタフィングにチャレンジ。使ったパンは自家製の天然酵母のカンパーニュ。一昨年は自己流に作ったリゾット風なスタフィング。レシピはこちらから。

調理する前のチキンさん。今年は一昨年より人数が多かったので1.7キロのチキンさん。オーブンでも230度1時間と一昨年より長めに焼きました(もも肉の真ん中が85度になればOK)。


<フムス>

写真を取り忘れてしまったのですが、フムスは2種類。普通のフムスはクミン、コリアンダーのスパイスで。もう1種類は季節の野菜、坊ちゃんかぼちゃのフムス。かぼちゃのフムスは相性のいいシナモン風味に。


<さつまいもと生ハムのタパス>

スペイン料理が大好きな私。直前までパエリアを作るか迷いました(ご飯系がなかったのでパエリアかな〜結局パンを3種類焼いたのとグラタンにしました)。どこかスペインを入れたかったので(笑)ハモンセラーノに季節の野菜第二弾としてさつまいもを使ったタパス。パンは天然酵母の食パンを丸くくり抜いたもの。しっかりとした味のハモンセラーノにはさつまいもとヨーグルトのさっぱりクリームを乗せて。


スペルト小麦とライ麦の穀物サラダ>

サラダは以前も紹介したことのある穀物サラダ。今回はピクルス、季節の野菜:カブ、スナップエンドウ、人参、プチトマト、チーズ、ゆで卵。
レシピはこちらから。


カマンベールチーズのドライフルーツ&ナッツ 蜂蜜がけ>

2種の有機レーズン、パイナップル、オレンジピール、ピスタチオ、松の実、クルミに頂き物の国産蜂蜜。盛るだけの手抜き(笑)


<茹で落花生>

今年の夏、友人と千葉の酒蔵で初めて知った美味しさの茹で落花生。たまたまマーケットで新鮮な静岡産の落花生を発見したので急遽メニューに追加。
作り方も簡単。
落花生300gの場合1.2Lの水、塩30g(一般的には3%の塩みたいですが、控えめが良さそう。)沸騰したら落花生を投入、蓋をして中弱火で約38分茹でて、火を止めて15分蒸らし。ザルにあげて冷ましたら出来上がり(短めに茹でて冷凍保存することも可能)。味付けは塩だけ。だからこそ美味しい塩を使って作る。私が愛用しているのは石垣の塩。塩について話し出すと長くなるのでここには書きませんが、塩は毎日摂取する大事な調味料。私はいくつかの塩を料理によって使い分けてます。


<コーンブレッド>

Thanksgivingの定番。伝統的なコーンブレッド。コーンミールとバターをふんだんに使って。そして決め手はこれも美味しい塩。ベーキングパウダーが少し多かったみたい。次回は少なめにと反省。


<マッシュポテト>

写真を取り忘れたから拡大した写真で。これもまた定番のマッシュポテト。味付けは塩と胡椒だけ。ローストチキンと一緒に頂くから味は控えめに。カリカリベーコン乗せて。
滑らかな舌触りを出すために加熱機能のあるなかなか優れものと信じてたミキサーを使っているのだけど...はい、今回マッシュポテトを作っている最中に壊れた。後日試しても使えない...(泣)大量のマッシュポテトでキャパオーバーだったのかな。そもそもフードプロセッサーではなくミキサーだからかな。愛用していただけに悲しすぎる。


<もちきびグラタン>

こちらもThanksgiving定番のグラタン。ここまでアメリカンや洋風だったので最後の〆はもちきび豆乳グラタンと和風に。中の具材は季節の野菜として里芋ときのこ。味付けはたっぷり柚子胡椒の味噌味。上にパン粉をかけて焼き上げました。ヴィーガンの食事会で知ってずっと作ってみたかったもちきびグラタン。もう少し改善の余地があるみたい。まずは味噌味じゃない方がいいかな...。もう少し研究してみます。


<パン>

スイスで食べたサフランのパンからのインスピレーションで、ドイツのほんのり甘いパン、ツォップにサフランを練り込んだパン。手前はサフランとローズマリー、奥はサフランだけのツォップ。サフランをケチり過ぎたみたい。次回はもっとふんだんに使うべしと反省。そして写真を取り損ねちゃったけど、この他にも20時間低温発酵したカンパーニュも焼きました。


<アメリカンアップルパイ>

アメリカンパイなので素朴パイ。粉の味がしんみり優しい。愛用している北海道産の薄力粉ドルチェ。中のりんごは大好きなこだわりやのりんご。りんごはやっぱり完全無農薬は難しいと改めて実感。スパイスはシンプルにシナモンとナツメグだけ。バニラアイスを添えていただきました。


以上!

今年は人数も多かったし、前日からせっせと仕込んで作りました。楽しかった!反省点も課題もいっぱいだけどみんなに日頃の感謝と食への感謝の気持ちが伝わっていたら嬉しい。お昼間から開始した会。途中ゲームしたりして、22時半頃まで飲んで食べてました(笑)

そして翌日友人に教えてもらって知ったのですが、勤労感謝の日はまさに日本版のThanksgivingだと言うこと。私はこれまで勤労感謝の日=いつもお仕事お疲れさまdayだと思ってました。実は法律では勤労感謝の日=勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう』とステキな祝日。今年はたまたま日本の勤労感謝の日とアメリカのThanksgivingが1日違いで、開催したパーティーだけど来年からは勤労感謝の日に勤労感謝の日とThanksgivingを兼ねてパーティーをしようと思いました。




残りの今週もみなさんにとってステキな日々でありますように。


Guten Appetit!





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