7/10/2014

生命の木から採れた油

最近私の中で注目していたおいしく、健康的でダイエット効果もあると言われている、バージンココナッツオイルを先日アメリカに行った際、購入してきました。今まで、ココナッツウォーターを飲んだり、ココナッツミルクでお料理したりはしていましたが、念願のバージンココナッツオイル。
このバージンココナッツオイルでお料理するときのほのかな甘い香りがものすごく良くて、すごく楽しいです。




ココナッツオイルとは?

ココナッツオイル (coconut oil)はココナッツの巨大な種子内部の胚乳を乾燥したもの(コプラ)から抽出精製されるものである。

ココナッツオイルの脂肪酸構成はラウリン酸が50%弱、ミリスチン酸が15%~20%、バルミチン酸が10%弱と、90%以上が飽和脂肪酸です
一般的に、飽和脂肪酸って言うとコレステロール値が上昇したり、飽和脂肪酸を過剰摂取することで動脈硬化を招いたりと健康を意識している人たちからは毛嫌いされている油の成分ですね。
では、なぜ飽和脂肪酸が多く含まれるココナッツオイルにダイエット効果があるのか?
それは飽和脂肪酸の種類によるんです。
飽和脂肪酸は、”長鎖脂肪酸”と”中鎖脂肪酸”に分類されます。 
オイルは体内に摂取すると、エネルギーとして燃焼されるか、中性脂肪として体内に蓄積されます。一般の食用油に含まれる長鎖脂肪酸は、体に吸収された後、リンパ管、静脈を通って脂肪組織、筋肉、肝臓に運ばれ分解や体内に貯蔵されます。必要に応じてエネルギーとなります。
それに比べ中鎖脂肪酸は、分子がより短いため近道をし、肝臓へ通じる門脈を経て、直接肝臓に運ばれ、効率よく分解・燃焼されます。なので、中鎖脂肪酸は、エネルギーになりやすい!!
一般のオイルと比べてココナッツオイルが優れているのはこの「エネルギーとして燃焼」される効率がとても良い点です。長鎖脂肪酸と比べて消化吸収は約4倍、代謝は約10倍も速いため、中性脂肪になりにくいのです。そのため欧米ではダイエット素材・健康素材として急速に普及しています。
また、中鎖脂肪酸とは、母乳や牛乳などの脂肪分にも3~5%含まれる天然成分で、未熟児の栄養補給など医療用途にも活用されてきました。

また、この飽和脂肪酸は、保存性に優れており、オリーブオイルや他の油に比べ、ヴァージンココナッツオイルは常温で2年は酸化しづらい性質を持っているため、防腐剤不要。

ただし、注意すべき点は、精製過程で熱を加えてしまうと、せっかくの良い成分がほとんど破壊されてしまい、そのように作られているココナッツオイルではなく、無精製、無添加、非加熱抽出をしているヴァージンココナッツオイルがいいそうです。
ただ単に”ココナッツオイル”と呼ばれているものは、不飽和脂肪酸が高く、心臓の血管を詰まらせ、コレステロール値を上げ、心臓病の原因を作ると言われ、欧米ではとても批判されてきました。また、甘い香りもしません。

 

  では、バージンココナッツオイル、どのような効果があるのか?

・ダイエットや便秘解消に

上記で説明した以外にもココナッツオイルには食欲を抑制する効果もあるそうです。

・コレステロール値を下げ、心臓病の防止にも

トケラウという南太平洋にあるニュージーランド領の島嶼群の人々が摂取する60%以上のカロリーはココナッツからのカロリーであり、彼らの最高に健康的であり、心臓病の報告はないそうです。

・脳の活性化、アルツハイマー病の改善、予防

アルツハイマー病による認知症状の改善にココナツオイルが注目されており、主成分の中鎖脂肪酸からできる物質、ケトン体に着目した食事療法を米国人医師が提唱しているそうです。
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食べること以外にも、

・保湿のスキンケア

乾燥した肌に最適。軽いつけ心地なのに保湿力がすごい。またマッサージオイルとして使ってもいいそうです。また、お肌の老化防止に良いとされているビタミンEをとても豊富に含んでいるので抗酸化作用が抜群!
食器洗いの後のカサカサにもいいですね。

・メイク落としとして

適量を顔にのせ優しくマッサージし、ホットタオルでスチームとして拭き取り、タオルを洗い、もう一度ホットタオルでスチームというのを3、4回繰り返すだけで、その後の洗顔は必要ないそうです。

・髪の毛のダメージに

髪を洗う前の頭皮マッサージにヘアーパックに、お風呂上がりのドライヤー時に少量髪につけたり。以前一緒に住んでたドイツ人の子は髪のセットする時に使用してました。ただし、つけ過ぎには注意した方が良さそうです。

・サンスクリーンとして

紫外線を約20%もカットしてくれるそうです。また、スキンケアにもなるからダブル効果!肌の弱い方や日焼けしたいけど紫外線が気になる方には良さそうですよね。ちなみに日焼け止めとしての効果は期待できないそうなので、ご注意ください。また、日焼け後の鎮静オイルとしてもいいそうです。

・妊娠線予防、ベビーマッサージに

妊婦の方はお腹が大きくなる4ヶ月くらいからお風呂上がりにお腹に塗ることで、保湿力の優れているココナッツオイルは妊娠線防止になるそうです。また食用なココナッツオイルはベビーマッサージにも最適だそうです。


・消炎、抗菌効果 

母乳にも含まれるラウリン酸は乳児を細菌やウィルスなどの感染症から守る抗菌作用があり、消炎作用が強い事で知られており、原産国では、虫刺されの後や傷口に塗るそうです。またエイズの治療薬としても研究されているそうです。

・うがい薬として

口の中の有害なバクテリアを取り除き、歯の健康改善し、口臭も減らすそうです。インディアンの人々は何千年も前から歯の治療法としていたそうです。ちなみにこれはoil pullingと呼ばれ、小さじ1杯のオイルを15〜20分間口の中でさっと動かすだけだそうです。またこの場合はココナッツオイル以外のオイルでも構わないのですが、味的にもラウリン酸の持つ効能をふまえるとココナッツオイルは有益ですね。


ココナッツオイルの使い方

・普段使いのクッキングオイルとして

今まではオリーブオイルを使用していましたが、これからは大活躍しそうです。また、熱帯地方や東南アジアでは揚げ物の油としても使用されているそうです。酸化しづらいからカラッとした揚げが続くとか。

・サラダのオイルとして

バージンココナッツオイルの融点は24度。なので夏場はすぐに透明の液体化します。気温が低い時白い個体ですが、少し火にかければすぐに液体になります。ココナッツオイルにバルサミコ酢、塩、胡椒でシンプルなドレッシングになります。

・お菓子作りに

シュトーレンの仕上げに通常はバターをたっぷりかけ、バニラシュガー、粉砂糖をかけるのですが、以前私が修行していたドイツのパン屋ではココナッツオイルをバター代わりに使ってました。また、ベーガンのお菓子でもよく使われているそうです。ココナッツの甘い香りが風味になりそうですよね。

・コーヒー、紅茶、緑茶、ホットミルクなどの温かい飲み物に大さじ1杯

朝一と夜寝る前は温かい飲み物を飲むようにするといいと言われて以来、温かい飲み物を飲むようにしているのでこれで一石二鳥です。

・パンにバターの代わりに塗る

合わせて蜂蜜やシナモンなどもよく合います。トーストするととてもココナッツの香りがおいしいです。

・サプリメントとして、大さじ1杯

毎朝の習慣に。アメリカのセレブの中では流行っているとか。



お料理以外にもたくさんの効果、使い道があって、お値段は少し張りますが、身体にもおいしいヴァージンココナッツオイル、これから使うの楽しみです。



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